お祭・催事日本にある地獄のあり方 お盆である。日本ではほとんどの会社がお休みになり、別地域に住む多くの人がお墓まいりのために帰省をする。つまり、たぶん仏教行事のひとつかと思われるが、世界を見回してもこの時期に大型のお休みが予定される国はない。似たような行事が中国・台湾・韓国などにあるようだが、厳密にはちょっと違っている。そう考えると、やはり仏教というより、日本古来の先祖供養、御霊供養の要素が大きいのだろうと思う。 2020.08.13 2025.08.09お祭・催事歴史
歴史薮入りに上品寺のえんまさまのお顔を拝顔する 私は常々「バチが当たる」という考え方は日本人オリジナルの考え方なのではないかと思っている。西欧ではだいたい「罪深い行い」とか「罪を犯した」などと言いかたをするし、ましてや「バチ当たりなことを」などという言いまわしは、多言語には見当たらないのではないか(憶測ですが…)。それでは、この「バチ」はいったい誰が日本人に与えるというのだろう。そしてどんなことをした際に? これだけで、日本人のほとんどが知らずに信仰してしまっている神仏がいることがわかるだろう。そう「エンマさま」である。 2020.07.15 2025.08.09歴史
お祭・催事ロンドン橋ならぬ永代橋が落ちた話 文化4(1807)年8月19日(新暦9月20日)の午前10時、隅田川にかかる永代橋が落ち、1500人とも2000人とも言われる死者・行方不明者を出した。原因は、この日祭礼が予定されていた深川八幡宮(富岡八幡宮)へ向かう人たちがあまりに多くてその重さに耐えかねた橋が、中央付近で崩落、前が見えない混雑の中後ろから押される群衆たちが前へ前へと進められ、次々に隅田川へ転落していった。 2021.08.19 2025.08.09お祭・催事歴史
偉人武田家の滅亡は誰の得へと続いたのだろう 世界が混沌としていて、呑気に神社仏閣巡りなどしているのが申し訳ない気にもなるが、実は神社仏閣が建立されている場所は、過去の歴史、特に戦いの歴史に由来していることが多い。関東にはいくさにまつわる話をもつ寺社もよくある。戦国武将たちは寺社を陣に構えたし、自らの勢力下に寺社をおくために兵を出したりもした。 2019.04.18 2025.06.30偉人歴史祟り
お祭・催事神さまにも得意・不得意があるのかな 今年も明日からの浅草寺の「ほおずき市」は中止だというのを聞いて、がっかりしていたところ、京都の祇園祭りでいくつかの山鉾が建つと聞いて気分が一気に上向いた。残念ながら山鉾巡行はないようだが、代わりとなる「御旅所拝礼行列」のための「くじ取り式」も無事終わり、人々が祇園の神さま(スサノオ)にご挨拶する一連の行事は整ったようだ。 2021.07.07 2025.06.30お祭・催事歴史