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五穀豊穣

第255回「天祖神社(蛇窪)」

昔は、ひとつの集落に神社とお寺が並立していて、必ず守り神がいたため、村が大きくなったり、開拓された土地へ住民が移ったりした場合、神さまたちも一緒に家移りしていた。そのため、多くの神社が2つになったり、名前を少しだけ変えて勧請されたりしている。神社めぐりをしていると、とても近い場所に同じ名前の神社が並んでいるところをよく見る。
女性のためのご利益

第147回「蛇塚」

年の瀬と言えば、年末ジャンボ宝くじ。発売は12月19日までで、大晦日に抽選という毎年の恒例行事だ。まぁ、宝くじをかわない人にとっても自分の「金運」は気になるところだ。実は、宝くじ祈願で有名な芝大神宮のそばには、昭和に大ブームを起こした有名な金運スポットがある。
勝運

第180回「三峯神社」

私が「三峯」の名前を知ったのは、実は浅草寺の境内である。東京出身ではない私だが、実は浅草寺にはかなり足しげく通っている。理由はよくわからないのだが、たまに東京に出てくる母のお供をしているうち、なんとなく、足が遠のくと、ツキが落ちたような気がするようになってきた。これだから、寺社巡りを始めるとやめられなくなるのだ。そこで、ものすごく真剣に「三峰神社」を拝んでいる女性を何人も見た。ハンパない金額のお賽銭を上げているのを見て、「三峰神社なにものぞ」と思うようになっていった。
お祭・催事

どんなところでも助けてくれる菩薩さま・六地蔵

お地蔵さまの正式名称は地蔵菩薩といい、人々を苦しみから救うために派遣された仏さまとして平安時代以降、日本で独特の進化を遂げている。幼くして亡くなった子どもたちは賽の河原で鬼たちから苦しめられている、と言われるが、そこから天国に引き上げてくれるのがお地蔵さまといわれている。そのため、子どもの守り神とも言われ、例えば水子地蔵などはその典型であり、幼子の鎮魂に大いに祀られる仏さまでもある。
偉人

渋沢栄一翁という人の生き方

先日、新しくなった五百円硬貨が発行されたが、2024年からは渋沢栄一が描かれた一万円札が登場する。これに対し反発する声があるようだが、かれの人生すべてを知って反発しているのだろうか。人は感謝することを忘れたら終わりである。渋沢をはじめ、日本を国として惨めにならないよう助けてきた先人たちは、恩を忘れなかった。それは、生命やツキ・運をくれた自然や神秘に対しても同様で、人知の及ばぬところへの感謝も忘れなかった。
お祭・催事

老舗の和菓子店と神社仏閣の関係

和菓子の始まりは縄文時代まで遡れるようで、木の実を砕いてアクを抜き丸めたのがお団子の原型だという。茶の湯文化が発展するととに和菓子も進化し、時代とともに様々な素材や加工技術を取り入れて今に至っている。和菓子が存続できた理由のひとつに神社仏閣がある。大きな寺社のそばには、有名な和菓子の老舗が必ず存在するし、それらの寺社にちなんだ和菓子が作られていることも多い。
縁結び

東京でお伊勢参りと出雲参拝

2013年は、伊勢神宮と出雲大社の遷宮がずいぶん話題となっている。伊勢神宮は20年に一度の「式年遷宮」大祭、出雲大社は60年に一度の「本殿遷座祭」が平成25年に行われることになり、最も注目を集めている2社とも言えるだろう。
お祭・催事

築地・波除神社から見た日本文化

ひどい話ではあるが、現在の築地本願寺(当時は西本願寺別院)が代替地として与えられたのは、八丁堀の沖。与えられた…といっても海の上である。どうしたかと言えば、当時大阪からやってきていた佃島の人々の手を借りて埋め立てたのである。この時、荒波のために工事は困難を極めたという。そんな時、海の中から光を放つ御神体がみつかり、これを祀ったところ波が収まった、という。これが「波除稲荷神社」のはじまりである。
お祭・催事

世田谷で9体の阿弥陀さまに会う・九品仏浄真寺

人は死ぬとどうなるのか─。これは生きている人間は常に考えている問題のようである。宗教にはほとんどの場合「あの世」という概念がある。死んだ後の世界のことだ。仏教では、そこへ行く(往生する)時に生前の行いなどからあの世での扱いも9段階に分かれているとされている。まず大きく「上品」「中品」「下品」の3つに大別される。そして各品がまた「上生」「中生」「下生」に分かれる。つまり、9段階の一番上が「上品上生」、一番下が「下品下生」。どのランクに位置するのかで、死ぬとお迎えに来るものも連れて行かれる方法も違うらしい。
勝運

秀吉を天下人にした三面大黒天とは?

お盆明けのすぐの今日、8月18日(旧暦)は豊臣秀吉の命日である。秀吉を祭神として祀る京都の豊国神社では、新暦で読み替えられた9月18日を命日として例大祭が行われているが、8月18日は太閤忌としても広く知られている。
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