のっけから業務連絡のようで申し訳ありませんが、実は、この2か月ほどこのブログの様子が思わしくありません。何しろ書いている本人のパソコンから、このページにだけアクセスできなくなり、このところは別のパソコンからデータをアップする始末。このブログを置いているサーバーが何かを変更したらしいのですが、その途端にこの有り様、サーバー側は「あんたのパソコンが悪い」(もっと丁寧な言い方)としか言ってくれず、とは言え不具合の前後になーんにもしていないのに突然のこの出来事にかなり頭にきています。
長い間お読みいただいたみなさまへ
ということで、長くこのブログも続けてきましたし(10年近くになる!?)、いっそのこと心機一転新しい家に引っ越そうかと考えています。加えて、東京だけの神社仏閣紹介だけでは、もうすでに手駒もなくなりつつあるしで…。もちろん、この家はしばらくこのままにしては置きますが、来年早々には新しいタイトルと新しいドメインで、ご利益以外でまとめる形で展開しようかと考えています。このブログを始めた時には、寺社を紹介するホームページなどあまり見かけず、有名な寺社でさえホームページを持っていないような状況でしたが、今ではホームページのない寺社の方がめずらしいくらいです。そしてどこも美しい写真つきで自社を紹介されていますし、通り一遍の案内ブログでは物足りなくなったとも思いますので、少しはひねりの効いたものにしたいなぁと漠然と思い描いています。始めた当時は、記事をアップするのが精一杯だったパソコン技術も、(友人の助けもあって)少しはマシになってきたようにも思います。
前回の癸卯は1963年なり
さて、今年も残すところ3週間余り。来年は卯年、その中でも癸卯(みずのと・う)にあたります。卯年は株価などが跳ねる年とも言われますが、癸卯の年はいろいろなものが歴史的に「精算され生まれ変わる」という年回りであるとも言われてきました。
前回の癸卯の年、1963年の出来事を見ると、いろいろな会社や都市が分裂・合併したり、画期的なものが誕生しました。
山手線の車両の色がそれまでの色を廃しウグイス色へと定着したのは、(たまたまではありますが)この年。ほかにもNHK大河ドラマの第一作目の放送が始まりましたし、国産アニメ1号の「鉄腕アトム」が誕生したのもこの年です。ビートルズは前年末にデビューしましたが、翌年に出したファーストアルバムが、イギリスのアルバムチャートの1位を51週占有するほどのスターにのし上がったのも1963年。そして、悲しいものとしては「よしのぶちゃん事件」、「ケネディ大統領暗殺」、力道山が刺されて死亡したのもこの年でした。テレビ放送が衛星で結ばれた初めての記念すべき映像が大統領暗殺であったこと、誘拐事件における報道協定の誕生など、歴史的記録に残るものもありました。
今まで3回目の干支を迎えられた人類はいない
これらは十干最後を締める「癸」の持つ、“残物を清算し新たな生長を行う待機の時”という意味からくるところが大きいようです。甲・乙・丙・丁〜とつながる十干は、丁・戊あたりを陽気の頂点として「癸」で精算、「甲」は芽生えと循環するという考え方ですが、日本では「干支」と言いながら、ほとんどはこの「十干」を意識することなく、「十二支」=「干支」(干支は「干支」と「十二支」を合わせて呼ぶ言葉)と考えている方がほとんどではないでしょうか。
以前も少し触れましたが、この干支が一周まわって元に戻るのが「還暦」です。つまり、干支は60個あり、来年令和5(2023)年に還暦を迎える方々は、癸卯生まれの方ですね。未だ120歳まで長生きされた方はいらっしゃられないので(主張されている方はいる)、干支を3回迎えられることは、現在の世界ではほぼ不可能ということになります。
干支からの受益
鈴子もスッパリと心機一転
そんな来年を迎えるにあたり、今年中にいろいろ整理をしておいた方がいいのかもしれません。私のこのブログの不具合もそういうきっかけを作ってくれたのかもしれないなぁと前向きに考え、いろいろ後回しにしてきたものをちゃんとしなさいと言われていると思うようにしました。
たぶん、このブログであと3回くらいは更新するのでしょうが、次回は「卯年に参るとよい寺社」なんかをご紹介しましょうか。そういえば、埼玉県だからといって触れてもいなかった神社があるのです。うさぎと言えば? という連想ゲームなんでしょうかね。
ちなみに、2回前の癸卯は明治36(1903)年。ライト兄弟が人類初の動力飛行に成功し、ツール・ド・フランスやMLBのワールドシリーズが始まったのもこの年。それまですっかり不明になってしまっていた、お釈迦さまが住んでいた山・霊鷲山を日本人が見つけたという話もありました。政治的には、今でも続くしがらみの始まりがいくつもあります。
まぁ、私的には山手線の開通がこの年であり、60年後になんとなくイメージ色が決定されてしまったことが何やら因縁めいているので、来年は山手線になにか愉快な変化がおきるのではないかと期待しています。
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