厄除け

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お祭・催事

どんなところでも助けてくれる菩薩さま・六地蔵

お地蔵さまの正式名称は地蔵菩薩といい、人々を苦しみから救うために派遣された仏さまとして平安時代以降、日本で独特の進化を遂げている。幼くして亡くなった子どもたちは賽の河原で鬼たちから苦しめられている、と言われるが、そこから天国に引き上げてくれるのがお地蔵さまといわれている。そのため、子どもの守り神とも言われ、例えば水子地蔵などはその典型であり、幼子の鎮魂に大いに祀られる仏さまでもある。
お祭・催事

築地・波除神社から見た日本文化

ひどい話ではあるが、現在の築地本願寺(当時は西本願寺別院)が代替地として与えられたのは、八丁堀の沖。与えられた…といっても海の上である。どうしたかと言えば、当時大阪からやってきていた佃島の人々の手を借りて埋め立てたのである。この時、荒波のために工事は困難を極めたという。そんな時、海の中から光を放つ御神体がみつかり、これを祀ったところ波が収まった、という。これが「波除稲荷神社」のはじまりである。
お祭・催事

世田谷で9体の阿弥陀さまに会う・九品仏浄真寺

人は死ぬとどうなるのか─。これは生きている人間は常に考えている問題のようである。宗教にはほとんどの場合「あの世」という概念がある。死んだ後の世界のことだ。仏教では、そこへ行く(往生する)時に生前の行いなどからあの世での扱いも9段階に分かれているとされている。まず大きく「上品」「中品」「下品」の3つに大別される。そして各品がまた「上生」「中生」「下生」に分かれる。つまり、9段階の一番上が「上品上生」、一番下が「下品下生」。どのランクに位置するのかで、死ぬとお迎えに来るものも連れて行かれる方法も違うらしい。
厄除け

江戸時代大人気を誇った本郷の薬師さま

場所は、東大のすぐそば。地下鉄本郷三丁目の駅からすぐのところにある。道路の真ん中にお堂がポツンと建っている感じがする。周りにお寺はないし、ほんとうにちょっと大きめの、地蔵堂のようだ。答えから言ってしまうと、この如来は、ここにあったお寺が、東京大空襲で焼け野原になってしまったため世田谷区に移転、のちに地元の熱意でお堂のひとつとして復活したものだ。
厄除け

千葉に伝わる「三つざきにされた龍神」伝説

冒頭の写真は、Googleマップから拝借した関東平野の東側、房総半島の付け根あたりの航空写真である。さすがに坂東太郎との異名を持つ、利根川の太さに改めて感動するが、ちょうど真ん中あたり、利根川に紐で繋がれたようにも見える、一頭の龍の姿が見えまいか。今はお腹のあたりがかすれているように見えるが、これが印旛沼である。
厄除け

「祟り」は怖くないの? メディアの人たち

昨今のマスメディアを見ていて思うのは「死の穢れ」というものに対する無頓着さである。言い換えれば、昔の人は非業の死──つまり天寿を全うした死以外のすべて──を遂げた人たちの恨みを恐れた。ましてや、有名どころで言えば菅原道真、崇徳天皇、早良親王(崇道天皇)、平将門など讒言・策略などによって貶められ、自死あるいは憤死した人たちの怨霊を激しく恐れた。
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